小学生のころから夢だった「日本シリーズ2015」を観戦してきた。

野球
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小学生だったころ「日本シリーズ」を1度でよいから観戦してみたかった。その頃は、プロ野球球団がない地方に住んでいたので、絶対叶わない夢だった。

月日が過ぎ、大人になると野球は全く見なくなった。

さらに月日が過ぎ、私は親になった。子供が小学生になると、野球がみたいという。すこし面倒に思ったが、子供を球場につれていくと、野球が面白い。数十年ぶりに、野球にはまった。自分の子供のころを思い出し、「日本シリーズをみてみたい」と思うようになった。

今は東京で働く。東京ドームも神宮球場も通勤の経路内で、すこし路線をかえれば、どちらも、寄り道可能だ。せっかく東京で日本シリーズをやるのだから、子供のころに夢みた日本シリーズを観戦することに決めた。

神宮球場での野球観戦は、値段が安いので、外野自由席でみることが多い。混雑が予想される場合は、ゆっくりと野球を観戦できるバックネット裏の2階席で観戦する。しかし、日本シリーズはチケットが高い。バックネット裏の2階は7200円、外野は自由席はなく指定席で、外野A指定席3600円。仕方なく外野席で観戦することにした。

すでにチケットは完売だったので、ヤフオクで多少プレミアム料金を払ってチケットを入手。ヤクルト側のライトとレフトのビジター応援席は遠慮して、レフト外野指定席にしてみた。

   

しかし、結局ほとんどがソフトバンクファンだった。私は、本拠地が東京のヤクルトを応援したかったが、周りはソフトバンクファンばかりだったので、心の中で静かに応援するとにした。

  

ファンの数はヤクルトとソフトバンクはほぼ同数であった。1塁側はヤクルトファンで、3塁側はソフトバンクファンでいっぱいだった。レフトのライト側の席にはわずかにヤクルトファンもいた。

前回のクライマックスシリーズの巨人戦のほうがヤクルトファンが多かった。どうして日本シリーズのほうがヤクルトファンが少ないのかは疑問に感じた。

 

座席は9列目。ちょうど柵の上部が、ピッチャーとバッターにかぶって見にくかった。もう一列上からもう一列下だったら問題なかったが。

今回の日本シリーズの応援はヤクルト。しかし、ソフトバンク4勝0敗を予想していた。セリーグのチームを圧倒したヤクルトであったが、今年のソフトバンクは強すぎて、1勝するのも難しいと予想していた。

一度でもよいから日本シリーズの優勝の瞬間をみてみたかった。ソフトバンクの4連勝を予想したので、4試合目の神宮球場のチケットを確保した。4勝1敗の可能性もあったので、5試合目の神宮球場のチケットも確保しようと思ったが、チケットは高価なので躊躇し、結局購入しなかった。

結果は第3戦で山田哲人選手の3打席連続ホームランでヤクルトが1勝した。

第4戦の山田哲人選手の1打席は四球。5点差で迎えた2打席目は、1塁2塁のチャンスの場面でやってきた。ヤクルトファンは前日の再現を期待する。霧雨が降る中、数万人の大きな期待を背負い、選手が打席に立つ。一発がでれば、ヤクルト側に勢いがつき、この試合も逆転勝ちをし、日本シリーズ制覇するのではないかと、錯覚するほど山田哲人選手にはオーラがあった。

結果は、見逃し三振。期待が萎んだ瞬間だった。

ヤクルトは4戦目に敗れると、5戦目はいいところはなく完封負け。2015年の日本シリーズはソフトバンクの4勝1敗となった。

日本一の瞬間に球場にいられなかった。また次回の楽しみにとっておきたい。

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