韓国との準決勝は平日の19時試合開始と通常のナイターよりも1時間遅い。しかも、国際試合なので試合時間も通常よりも1時間は長く4時間かかる。となると、試合終了は23時。平日だと、さすがに次の日の仕事に影響がありそうだ。だから、観戦しないつもりだった。
日韓国戦のカードが決まるとチケットは飛ぶように売れ、すぐに売り切れになった。しかし、試合日の2日に、急遽ローソンチケットでチケットの販売を開始した。観戦するつもりがなかったが、思わず衝動買してしまった。
販売エリアは指定席Aだった。1塁側、3塁側ともに販売していた。通路側も販売していたのである程度のブロックがまとめて販売されていたようだ。当日券として確保していたチケットの一部を、試合直前に販売したのかもしれない。
販売していたブロックの中には1塁側の通路前方のAブロックがあった。日本側の1塁側で、26列目以内となるAブロックは東京ドームでは人気の席だ。人気の指定席Aの一塁側を購入しようと思ったが、良い席だと試合終了までみたくなる。そうなると23時帰宅になり次の日の仕事にも影響がある。良い席は最後まで見る人が購入したほうがよい。あえて、指定席Aの3塁側の後方列で観戦することにし、途中退場しても諦めがつくようにした。
東京ドームにつくと熱気に圧倒された。ヤクルト優勝が決まった神宮やクライマックスの神宮も熱気があったが、確実にそれ以上だった。通常のプロ野球の場合は、ビジターファンもいる。今日の観客の99%は日本を応援している。日本が3点先制したときにの盛り上がりは地鳴りのように響いた。4.5万人が一斉に雄叫びをあげる光景にすごく興奮した。
3塁側もほとんど日本人だったが、私の前の列と横一列は韓国人だった。試合日直前に販売さたエリアだっただけに、韓国人が購入したようだ。野球では対戦相手のファンが横にいることは、よくあることなので、私は構わず日本を応援した。
5回裏の攻撃が終わった時点で21時前。5回の裏はグラウンド整備があるので、すこし時間があく。日本の勝利を確信し、ここで帰宅することにした。日本先制で盛り上がりを体験できたので、ある程度満足した。しかし、まわりを見たが帰宅する人はいなかった。退場口の係の人にも、帰宅ですか?と念を押された。
その後は、帰りの電車の中でテレビで観戦した。大谷投手は完璧の投球で勝利を確信した。しかし、その後のまさかの逆転負けになってしまった。9回の表は悪い雰囲気があった。あのまま東京ドームにいたら、ストレスを抱えていただろう。
結果的には、日本が先取点をとって、気分がいいところで、東京ドームを去ったのが正解であった。
通常のプロ野球とは違い、国際大会は雰囲気はすごい。チケットも高額だが、それ以上の価値があると思う。次は2017年のWBC。絶対に行きたい。