巨人戦のシーズンシートの特典とキャンペーンの比較

チケット
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サッカーや野球などのプロスポーツでは、ホームの試合をすべて観戦できるシーズンシートが販売されている。

シーズンシートは、すべての試合をまとめて購入するから、1試合ごとにチケットを購入するよりも安くなると思っていたのだが、どうも違うようだ。

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読売巨人のシーズンシート

巨人のシーズンシートと1試合毎にチケットを買う場合の価格を比較してみたい。

シーズンシートはお得ではない?!

東京ドームの2階席は1席1、700円から2、400円の間で販売されている。2階席のシーズンシートは1席205、500円から559、400円となっている。1シーズンは63試合なので、1試合あたり約3,300円から8,900円となり、シーズンシートのほうが高く、個別にチケットを購入したほうが安い。

では、なぜシーズンシートを購入するのか?

メリットは2つある。1点目は、シーズンシートだと良い席を確保できる。2点目は、シーズンシートオーナーにつく特典が魅力なのだ。

シーズンシートは良い席を確保するため

シーズンシートを買うのは、安くチケットを手に入れるためではない。良い座席で観戦するためだ。例えば、バックネット裏の前方列は、1階席2階席ともにほとんどが一般発売されない。本当に良い席は、シーズンシート席で確保されて、一般価格よりも高い価格で販売されている。

一般チケットはブロック毎に料金が設定されているが、実際は座席毎に価値は異なる。例えば、座席は通路側のほうが人気は高い。後方列よりも前方列のほうが人気が高い。3塁側よりも1塁側のほうが人気が高い。バックネット裏の真後ろ、一塁側のベンチ上などは試合をみるにはちょうどよい角度なので、人気が高い。

このような座席に座るためには、シーズンシートでなければならない。一般発売されることはあまりない。一般発売されることがあっても、競争率が高く、手に入れるのは困難だ。

シーズンシートの特典も魅力的

シーズンシートには各種の特典があり、この特典にも価値があるようだ。特に、チケットの優先購入権や、シーズンシートオーナー感謝祭はシーズンシートオーナにならないと得る事ができない特権だ。

シーズンシートの特典

シーズンシートの特典にはどのような特典があるのか。4つに分類してみた。

  1. 「優先購入権」
    チケットを優先して購入できる特典。 ただ、チケットは有料で、無料ではない。

  2. 「2.招待」
    無料で試合が観戦できたり、通常では体験できないイベントの参加できる特典。

  3. 「3.物品」
    通常、販売していない商品や会報誌を貰える特典。

  4. 「4.優待券や割引券」
    東京ドーム内にある各種サービスの優待や割引券がもらえる特典

各分類ごとに詳しく見ていこう。

1.優先販売権

シーズンシートオーナーは、チケットを優先的に購入できる。その種類は、一般指定席、エキサイトシート、クライマックスシリーズ、日本シリーズの4種類だ。当然ながら、クライマックスシリーズ、日本シリーズは巨人が勝ちあがらないとチケットの購入はできない。また、エキサイトシートは2年連続シーズシートオーナーの権利なので、初年度には権利はないので注意が必要だ。

2.招待

招待とは、オープン戦、イースタンリーグ戦が無料で観戦できたり、試合の前のグランドを見学できたりとの特典がある。また、シーズンシートは22番ゲートから入場できるので、他のゲートに比べ、あまり待たずに入場できる特典がある。また、例年11月23日に行われるシーズンシートオーナー感謝祭やジャイアンツファンフェスタの招待券がもらえるのが最大の特典だ。

特典の中で価値が高いのは、シーズンシートオーナー感謝祭とジャイアンツファンフェスタの2つだ。特にシーズンシートオーナー感謝祭は、シーズンシートオーナーでないと参加できないので、人数が限定されている。また、一軍の有名選手と近くで接触できたり、必ずサイン色紙がもらえたり、特別な体験ができるから、ファンにとっては価値がたかい。

3.物品

ご成約記念は年によって変わるが、ワインや水筒などが記念にもらえる。ご来場記念品は、オレンジタオルのことだ。通常プランだと63試合なので63枚のオレンジタオルがもらえる。

4.優待券や割引券

シーズンシートのチケットにはお弁当10%割引券が付いている。また、シーズンシート契約者様ぎ優待券には、東京ドームシティ内にある各種のサービスの割引がついてくる。一番価値が高いのは、スパラクーアの無料招待券3枚であろう。1回約2600円する入場が3回分無料になる。

シーズンシートオーナーカードは、イースタンリーグ戦が無料になったり、東京ドームシティ内の各種サービスが割引になる。シーズンシート契約者様ご優待券と異なるのは割引率や利用できる期間が若干異なる点だ。

シーズンシートのプラン

シーズンシートは開幕戦の直前まで販売される。開幕戦が始まると、見に行ける試合が少なくなる。そこで、開幕戦が近くなると63試合のシーズンシートの販売を終了し、セパ交流戦が始まる以降の43試合分をシーズンシート交流戦プランとして販売するようになる。

その後、交流戦が始まる次期になると、今度は7月からは始まる29試合を対象とした「シーズンシート後半戦プラン」が販売される。7月になると今シーズンのシーズンシートの販売は終わり、翌シーズンのシーズンシートが販売されるという段取りだ。

3つのプランの価格は異なるが、1試合あたりの単価はほぼ同じ価格に設定されている。例えば、2階席のスカイ5だと1試合あたり3260円前後となっている。

他には特典の差もある。2015年シーズンチケットのパンフレットを参考に、各プランの特典を整理してみたのが、下記表である。

プラン シーズンシート 交流戦プラン 後半戦プラン
試合数 63 43 29
 ※参考 スカイ5価格 205,500円 140,200円 94,500円
 ※参考 スカイ5試合単価 3,262円 3,260円 3,259円
優先購入権 === === ===
 一般指定席優先販売
 エキサイトシート優先販売抽選
 クライマックスシリーズ優先販売
 日本シリーズ優先販売
招待 === === ===
 オープン戦ご招待
 イースタンリーグ戦ご招待
 グラウンド見学会
 専用ゲートからの入場
 ジャイアンツファンフェスタご招待
 シーズンシートオーナー感謝祭ご招待
物品 === === ===
 データブック
 ご成約記念
 ご来場記念品
 シーズンシート会報誌
優待券や割引券 === === ===
 シーズンシートオーナーズカード
 シーズンシート契約者様ご優待券
 お弁当割引券

各プランによる特典の違い

優先購入権

交流戦プランと後半戦プランは、一般指定席とエキサイトシートの優先販売がなくなる。エキサイトシートは2年連続のオーナーの必要があるので対象外なのは当然だ。一般指定席は開幕前までに優先販売を終わらせてしまうからであろう。

また、後半戦プランになると日本シリーズの優先販売がなくなる。日本シリーズのチケットは人気があるから、プランの差別化なんであろう。クライマックスシリーズはチケットの販売期間が短いので、売り切るのが大変だから、どのプランでも優先販売権を付けている。

招待

通常のシーズンシートと交流戦プランはほぼ同じ特典となっている。交流戦プランの時はすでにオープン戦は終了しているから特典ではない。

後半戦プランになると、イースタンリーグの招待とグラウンド見学会の特典がなくなる。

どのプランも、シーズンシートオーナー感謝とジャイアンツファンフェスタの招待券はついてくる。この2つの招待を目的として、シーズンシートを契約するならば、後半戦プランで契約するのが一番安価だ。

物品

各プランによって、データブックやご成約記念などの微妙な差があるが、あまり大きな差はないだろう。

優待券や割引券

各プランの違いはシーズンシートオーナーカードが付いてくるかどうかの違いである。

各プランの優待の差は

交流戦プランや後半戦プランの特典の差で大きいのは、一般指定席の優先販売の特典であろうと個人的に思われる。

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