東芝製タイムシフト録画対応HDDレコーダーの比較!

前回、録画してなくても過去の番組をみることができるHDDレコーダーを紹介した。

録画し忘れてもTV番組が視聴可能!録画が不要になるタイムシフト/チャンネル録画機とは?| 暢気なブログ NobiLog(のびろぐ)

「録画してなくても過去の番組をみる」を実現するための仕組みは簡単だ。録画予約をしていなくても、すべての番組を勝手に録画しておけばよいだけだ。記憶装置のHDDが大容量になり、そして、とても安価になったことで実現できるようになった。

この機能は、東芝はタイムシフト録画とよび、パナソニックはチャンネル録画と呼んでいる。今回は東芝が発売しているタイムシフト録画機能をもつHDDレコーダーを比較してみる。

東芝製タイムシフト録画の可能なHDDレコーダー

東芝はタイムシフト録画の可能なHDDレコーダーを7モデル販売している。

商品ラインアップ / シリーズで選ぶ|レグザサーバー/レグザブルーレイ|REGZA : 東芝

大きな分類わけとして、タイムシフト録画ができるチャネル数が6チャンネル可能なモデルと3チャンネル可能なモデルがある。

3チャンネル録画可能なモデル

3チャンネル録画可能なモデルは4商品ある。番組録画は3番組同時に録画できる。その3チャンネルの一部または全部をタイムシフトにまわすことができる。

この商品は、いわゆる”一般的な”HDDレコーダーにタイムシフト録画の機能を付け加えた商品だ。タイムシフト録画機能のライトユーザー向けの商品といえる。

3チャンネルともタイムシフト録画にあててしまうと番組予約はできなくなる。例えば、NHK,日本テレビ、フジテレビをタイムシフト録画すると、タイムシフトの対象のチャンネルの番組であれば録画されているが、例えば、テレビ東京の番組を録画できない。

通常録画はせず、すべてをタイムシフト録画にしてしまうのは、すこし乱暴だ。1または2チャンネルをタイムシフト録画にあてるのが、一般的な使い方だと思われる。

ファミリーの場合、親と子供で同じ時間帯の異なる番組を録画したくなる。そのばあい、2番組同時録画、または3番組同時録画が必要となる。タイムシフト録画できるのはよくて1チャンネルとなる。そのことから、3チャンネル録画可能なモデルは、ファミリー向けではなく、単身向けの商品といえる。

旧モデル

3チャンネル録画できるモデルは、4商品が発売されている。ちょうど世代の入れ替わりで4商品あるが、T460の後継がT560、T450の後継がT550となっている。T460とT450の違いはHDD容量の違いだ。

新モデル

新モデルでは、スマートフォンでの閲覧やSeeQVault対応などの機能が付加されている。こちらのモデルは2014年11月発売などで、この記事を書いている時点では発売前の予約状態なので、価格はかなり高くなっている。発売後に値段は下落すると思うが、今の価格では旧モデルのほうがお得感はある。

4つの商品の違いを、比較表をまとめてみた。

製品名 DBR-T560 DBR-T550 DBR-T460 DBR-T450
価格 89000 76000 64000 48000
地上デジタルの閲覧
BS/CS/ケーブルテレビの閲覧
HDD容量 2TB 1TB 2TB 1TB
タイムシフト録画数 0-3局 0-3局 0-3局 0-3局
通常録画数 0-3局 0-3局 0-3局 0-3局
光ディスクドライブ
iPhoneでの閲覧 × × × ×
Androidでの閲覧 × ×
SeeQVault × ×

6チャンネル録画可能なモデル

続いて紹介するのは6チャンネルのタイムシフト録画できる商品だ。まずは、最上位モデルはDBR-M490をみてみよう。

製品名 DBR-M490 DBR-M470 DBR-M430
価格 90000 49000 35000
地上デジタルの閲覧
BS/CS/ケーブルテレビの閲覧 ×
HDD容量 5TB 2TB 1TB
タイムシフト録画数 6-8局17日分 6-7局7.5日分 6局3.5日分
通常録画数 1-3局 0-1局 ×
光ディスクドライブ × ×
iPhoneでの閲覧 × × ×
Androidでの閲覧 × × ×
SeeQVault × × ×

DBR-M490

タイムシフト録画は6チャンネル可能で、通常番組録画も3チャンネル可能だ。通常録画分をタイムシフト録画にまわすこともでき、通常番組録画を1チャンネルとすれば、タイムシフト録画は最大8チャンネル可能となる。

8チャンネル録画ができば、地上デジタルのNHK、ETV、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビ、テレビ東京の7チャンネルに加え、BSも1チャンネル分録画できるので、チャンネルまるごと録画できるといってもよいであろう。

しかも、HDDは大容量の5TBで、17日分のチャンネルを録画できる。

DBR-M470

次に、DBR-M470をみる。最上位モデルのM490と比較すると分かりやすい。

最上位モデルは通常録画が3チャンネル可能だったが、1チャンネルに減少。それにともない、タイムシフト録画数も最大8から7と減少。HDD容量も減り、5GBから2TBに減り、録画時間数も17日分から7.5日分に減少。また、光ディスクドライブは非搭載となった。

光ディスクドライブは不要であれば、費用対効果を考えたらDBR-M470で充分だ。6チャンネル分のタイムシフト録画できれば、ほとんどのチャンネルは録画される。そして約1週間分番組は残っている。これが5万円以下で買えるのであれば、一番コストパフォーマンスは良いように思う。

DBR-M430

最後は、DBR-M430だ。これはDBR-M470をさらにコストカットした商品だ。BS/CS/ケーブルテレビはみない。タイムシフト録画が6チャンネルできるので通常録画は不要。タイムシフト録画は直近3日分あれば充分。というのであれば、DBR-M430がよい。ここまで割り切れれば、3万円台の購入可能。もしも容量が足りなければ、あとからUSBのハードディスクを付け足せばよい。とにかく安く、タイムシフト録画を使いたいならば、DBR-M430がよい。

2014年11月時点のおすすめ機種

コストパフォーマンスを考えると、DBR-M470が一番よい。タイムシフト録画は6チャンネル分7.5日間保存でき、通常番組予約も可能だ。これだけ録画できれば、ほとんどの番組は見られる。唯一の弱点が光ディスクドライブがない点である。

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