ビールはいつもスーパードライだった。
野球をみながら、球場でビールを飲むのが最高の楽しみだ。いつもはスーパードライを頼んでいたが、ある日気付いてしまった。スーパードライも一番搾りもエビス、プレミアムモルツも同じ値段で、東京ドームだと一律800円。同じ800円支払うならば、少し高い価格のエビスビールかプレミアムモルツを飲んだほうがお得なのだ。
プレミアムモルツに飲みなれると、家でもスーパードライではなく、プレミアムモルツを飲むようになった。ある日、飲み会で久しぶりにスーパードライを飲んだ。プレミアムモルツの味に慣れてしまうと、スーパードライは味が薄くて美味しくないと感じた。

photo credit: Suntory time via photopin (license)
プレミアモルツを飲みなれてしまうと、スーパードライにはもう戻れなくなっていた。
プレミアムモルツにも期間限定の商品がある。いろいろな期間限定なプレミアムモルツが販売されている。
ザ・プレミアム・モルツ
サントリー ザ・プレミアム・モルツ 香るプレミアム
サントリー ザ・プレミアムモルツ 芳醇エール
などがある。
ビールは重い。ネットで購入すれば、玄関まで運んでもらえるから、ビールはネットで購入している。ただ、送料無料にするには、だいたい24本入りを購入する必要があるので、いつもはまとめ買いをしていた。
期間限定の「サントリー ザ・プレミアムモルツ 芳醇エール」を飲んでみたくなった。コンビニで一本だけ購入しようとしたが、コンビニは棚が限られてるので売れ筋ではない芳醇エールは売っていなかった。ただ、ネットで24本入りを購入するには、ためらいがある。
そんな需要に応えようと、3種類のビールを混ぜた24本入りのビールが売っていた。
注文してみると、内訳は下記だった。
- ザ・プレミアム・モルツが6本
- サントリー ザ・プレミアム・モルツ 香るプレミアム が6本
- サントリー ザ・プレミアムモルツ 芳醇エールが12本
いろいろな種類を飲んでみたいと思うユーザーには面白い販売方法だとすごく納得した。
ふと、缶ビールの底を見た。そこには製造年月日が書かれている。前回10月上旬に頼んだビールの製造年月日は9月上旬となっていた。
今回のセットになった商品は11月上旬に注文したわけだが、製造年月日は8月上旬となっており、すでに製造から3か月も経過していた。
賞味期限はまだ先なので問題はないが、ビールは鮮度が命などのテレビコマーシャルを見ているので、すこし気になる。通常、24本の箱売りビールの場合は、製造されたばかりのビールを送られてくることを期待する。1本売りやバラ売りの場合は、多少製造されて時間がたった商品でも仕方ないと思える。
抱き合わせ販売したのは、すこし時間が経過してしまったビールをネットで売るためのようだ。面白い売りをするには、理由があったようだ。
いろいろな種類を楽しみたいという買い手の希望をかなえ、売り手は時間が少し経過してしまった小口のビールを処分できる。双方にメリットがある売り方。ビールの底をみて、妙に納得した瞬間だった。
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