NECアクセステクニカのWiMAXモバイルルータがようやく2014/6/20に発売される。すごく待ち望んでいた。
今まではWiMAX2+対応のモバイルルーターはHWD14しかなかった。しかし、製品としては完成度が高いとは思えなかった。一般的に外国製のモバイルルータはあまり機能が豊富ではなく、使い勝手はよくないのだ。
モバイルルーターといえば、やっぱりNECアクセステクニカだ。かなり使いやすいWiMAXモバイルルーターの実績がある。NECアクセステクニカからWiMAX2+のモバイルルーターが発売されるまでは、WiMAX2+は契約しないと決めていた。
そして、今日、半年以上待ってようやく発売が決まった。すごく待ち望んでいた
早速スペックを比較してみたい。同じWiMAX2+モバイルルーターであるHWD14と比較するのが普通だと思うが、絶対にHWD14よりもNAD11のほうがよいに決まっている。だから比較しない。
あえて、前作のWiMAXモバイルルーターのWM3800Rと比較してみたいと思う。
スペック比較
製品 | WM3800R | NAD11 |
---|---|---|
通信速度 | WiMAX下り最大40Mbps | WiMAX下り最大40Mbps WiMAX2下り最大110Mbps |
大きさ | 89.6(幅) 52(高さ) 12.8(奥行き)mm |
109(幅) 65(高さ) 8.2(奥行)mm |
体積 | 59,637mm3 | 58,097mm3 |
重さ | 80g | 81g |
バッテリー | 2000mAh | 2100mAh |
休止状態 | 250時間 | 500時間 |
待ち受け状態 | 約20時間 | 約30時間 |
連続通信時間 | WiMAX:約8時間 | WiMAX:約10.5時間 WiMAX2+約7時間 |
無線LAN | 2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/n | 2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/n 5GHz帯のIEEE802.11a/n/ac |
WiMAXハイパワー | ◯ | ◯ |
有線Lan、クレードル対応 | ◯ | ◯ |
リモート起動 | ◯ | ◯ |
公衆無線Lan接続 | ◯ | 不明 |
スマホへの給電 | ◯ | 不明 |
サイズはそのまま
WM3800Rはすごく小型サイズであったが、NAD11は薄型サイズだ。わずか8.2mmしかない。ほぼ同じ体積だ。ここまで小さいと持ち運びには全く困らない。重さも81gと相当軽い。前作のWM3800R同様、持ち運びには全く問題はないと思う。
稼働時間は全体的に長くなった
体積は変わらないが、稼働時間は長くなった。休止状態は250時間から500時間とほぼ倍になり、20日間放置できる。週末全く使わず休止状態にしていても、バッテリーが消耗していないのはありがたい。この休止状態からは約8秒で利用可能な状態になる。
また、待ち受け状態も20時間から30時間と1.5倍と長くなった。同じく連続通信時間も8時間から10.5時間と長くなった。重さも体積も変わらず連続通信時間が長くなったから驚きだ。
WiMAX2+のときの連続通信時間は7時間となっている。余談だが、このことからWiMAX2+のほうがWiMAXよりも電池の消耗が激しいことがわかる。7時間も連続稼働できれば合格点といえる。
通信速度はパワーアップ
WM3800RはWiMAXモバイルルーターであるので、通信速度の最大は下り40Mbpsだ。NAD11はWiMAX2+対応なので、最大下り110Mbpsと高速化された。
また、無線Lanもパワーアップした。WM3800Rは2.4GHz帯のみしかサポートしていなかったが、NAD11は5GHz帯もサポートになった。5GHz帯は利用者が多くはなく、家電などの電磁派の影響も受けにくいので、無線Lanの環境は快適になるはずだ。また、IEEE802.11acに対応したので、WiMAX2+の高速のスピードを減速なく使えそうだ。
また、WM3800R同様、WiMAXハイパワーにも対応しているので、電波が弱い場所でも高速通信が可能だ。以前に、WiMAXハイパワー対応と未対応のルーターを比較してみた。電波がよいところでは差がでなかったが、電波状態がわるいところでは大きな差がでた。WiMAXハイパワーに対応しているのは嬉しいポイントだ。
有線Lan&クレードル対応
NECアクセステクニカのモバイルルータは、クレードルを使うと、有線Lan接続できるようになる機能がある。NAD11にも搭載されたようで安心した。例えば、Nasなどのように有線Lanでないとネットに接続できない機器も、クレードルがあれば接続することができる。
NAD11さえあれば、家では有線Lan、外出時は無線Lanという使い方ができるので、NAD11が1台あれば、あらゆる場面で活躍ができる。スマホなどは月に7GBしか通信できないが、WiMAX2+は2年間は無制限で通信できるので、場合によっては、家の光回線の代替もできるかもしれない。
絶対に必要なリモート起動
NECアクセステクニカのモバイルルータには、リモート起動という機能が用意されている。これまた、NAD11にも搭載されたようで安心した。
リモート起動があれば、モバイルルータは手元になくてもよい。例えば、かばんの奥にモバイルルーターがあっても、スマホで起動できるので、わざわざ取り出す必要はない。
この機能の良い所は、スマホのパケットし放題がいらなくなる点だ。スマホを使いたくなったら、スマホからリモート起動すればすぐにネットが使えるので、スマホのパケットし放題の必要性がなくなる。パケット料金に比べたらWiMAX2+の料金は安いので、思い切ってWiMAX2+を契約して、スマホのパケットし放題を解約するのも一つの方法だ。
公衆無線Lan接続とスマホへの給電機能
WM3800Rにあった公衆無線Lan接続とスマホへの給電機能はどうやら未対応らしい。公衆無線LanはWiMAXの環境よりも遅いことが多いので、私はまったく使わない。あと、スマホへの給電機能も思ったほど使う機会はなかったので、それほど必要性は高くない。なので、NAD11に搭載されなかったとしても、大きな影響はないだろう。
WiMAX2+の魅力
WiMAX2+の最大の魅力は
- データ通信制限がない
- 月額3620円と格安
の2点だ。
安くてデータ通信の制限がないので、家の光回線の代替ができる。持ち運びができるので、スマホのパケ放題の代替もできる。もしも、一人暮らしであれば、家の光回線もスマホのパケ放題の両方を解約してしまえば、大幅に通信料を削減できる。この点は大変魅力的だ。
また、スマホのパケ放題は解約できないとしても、auのスマホを使っているのであれば、パケ放題の料金を最大980円安くできるauスマートバリューmineへ申込ができるのも嬉しい。
NAD11のキャンペーンの確認
プロバイダー各社は早速NAD11のキャンペーンを実施し、本体に加えクレードルセットで0円または1円で販売。さらに、3社とも共通しているのが7インチ相当のタブレットのプレゼントだ。モバイルルーターとタブレットの相性はよく、この組み合わせはセットで購入されるケースが多いのであろう。各プロバイダともに異なるタブレットをプレゼントしているので、自分の好みのタブレットでプロバイダーを決めてもよいかもしれない。
プロバイダ | |||
---|---|---|---|
本体代金 | 1円 | 0円 | 0円 |
特典 | 14000円キャッシュバック or Nexus7 32GB |
5000円キャッシュバック +Kindleプレゼント |
20000円相当ポイント or タブレット |
特典時期 | キャッシュバックは9ヶ月後 | キャッシュバックは 6カ月目までのご利用を確認後 |
ポイントは11ヶ月後 |
また、タブレットが不要であれば、キャッシュバックやポイントで受け取ることもできる。niftyは14000円の現金キャシュバック。So-netは20000円相当分のポイントで還元される。金額だけみらばSo-netのほうがよい。So-netポイントは使い勝手がよく、ポイントはWiMAX2+の月額料金に充当することもできる。ポイントの使い道ががないという心配は不要そうだ。
キャンペーンの詳細
※キャンペーンは2014/06/12現在です。詳細は下記バナーより確認してください。
NAD11の発売で・・・
NAD11の発売でWiMAX2+の環境もようやく使ってみようかと思い始めてきた。個人的にはタブレット端末はもっているので、So-netのポイントを貰えば、WiMAX2+の2年間の支払いは抑えられるので、いちばんいい選択かなと思っていたりする。